温湿度ロガーで飽差を測定してみましょう

温湿度ロガーを使用して気温・相対湿度を測定し、そこから飽差を計算していみましょう!
温湿度ロガー
ST001-温湿度ロガーを使用して気温・相対湿度を測定して、飽差を計算してみましょう!
飽差についてと計算方法は前回の記事で紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
今回使用するデータロガーはST001-温湿度ロガーになります。このロガーは簡単に気温・相対湿度を測定し、クラウドへデータを送信するデータロガーです。初期設定が必要ですが、その後は放置するだけでSAIBARUクラウドへデータを送信します。
温湿度ロガーの設置
温湿度ロガーをハウス内に設置し、一日測定してみましょう!※できるだけ直射日光が当たらない場所で測定してください。誤差の原因になります。
測定結果
SAIBARUを使用すると下記のようにパラメータ別に簡単にデータを見ることができます。
SAIBARUではcsvファイルでデータをダウンロードすることができるので、ダウンロードしたデータをExcelで簡単にまとめてみました。(飽差に関しても計算しています。)
一日の気温・相対湿度の変化になります。気温は日中上昇し、相対湿度は日中、気温上昇により低くなります。
気温・相対湿度の値から一日の飽差を計算し、グラフにしてみました。
測定してみて
光合成をする時間帯は太陽光が当たっている時間帯です。この時間帯の飽差を3~6g/㎥にすると気孔が開いた状態で正常に蒸散が行われます。また、急激な湿度変化を起こすと気孔が閉じてしまうので日の出時の急激な変化前にヒーターなどで湿度を徐々に下げていくのも一つの手です。
現状の気温と相対湿度、そして飽差を測定してみましたが、いかがだったでしょうか?現状を把握することはとても重要です。飽差をコントロールしてより品質の高い作物の生育を心掛けましょう!